89元町・有松線




路線名こそ変わりませんが、登場時とはかなり
異なる姿となってしまった元町・有松線のダイヤの
変遷をご紹介します。

ずいぶんと変わった経路設定で、新規需要の
掘り起こしを図ったものと思われる初期の89系統
の姿を、現在の北鉄はもう少し見習ってほしいもの
です。
意欲的だったのは登場時のルートだけではなく、
98年の改正では小型バス「プチ」を投入して
こちらも新たな需要掘り起こしを図っており、
ダイヤの変遷からそのあたりも読み取っていただ
ければ幸いです。




■平成6(1994)年4月   89元町・有松線(彦三経由)
















































730736738741746 751802812 813817828833838 841843855
835841843846851 856907911 913917928933938 941943949
935941943946951 95610071011 10131017102810331038 10411043
10351041104310461051 105611071111 11131117112811331138 114111431149
11351141114311461151 115612071211 12131217122812331238 124112431249
12351241124312461251 125613071311 13131317132813331338 134113431349
13351341134313461351 135614071411 14131417142814331438 14411443
14351441144314461451 145615071511 15131517152815331538 154115431549
1540154215451550 155516061610 16131617162816331638 16411643
16201626162816311636 164116521656 16581702171317181723 172617281734
17301736173817411746 175118021812 18131817182818331838 184118431855
18351841184318461851 185619071917 19181921193119361942 194519471952
19401945194719501956 200120112014 20142017202720322038 204120432048

元町有松線は平成6(1994)年2月に誕生しています。
これは香林坊循環線の代替かと思いきや、全くの新規開業で
柳橋から東金沢駅、神宮寺、元町を経由していくという
これまででは考えられなかった経路設定に当時はかなり驚きました。

本数は毎時1本で、一部東金沢駅発着となっていました。
ちなみに当時はまだ東金沢駅は旧駅舎の時代で、現在の「東金沢駅東口」が
「東金沢駅前」バス停でした。

そのほかダイヤ上の特徴としては、全般的に所要時間が多めに取ってあることが
挙げられます。とくに武蔵ヶ辻〜香林坊間の5分はさすがに多すぎでは。。。



■平成8(1996)年6月   89元町・有松線(彦三経由)
















































720726728731735 738747802 803806814816821 824826845
835841843846850 853902911 913916924926931 934936949
935941943946950 95310021011 10131016102410261031 10341044
10101016101810211025 102810371046 10481051105911011106 110911111124
10351041104310461050 105311021111 11131116112411261131 113411361149
10451051105310561100 110311121121 11231126113411361141 114411461159
11351141114311461150 115312021211 12131216122412261231 123412361249
12351241124312461250 125313021311 13131316132413261331 133413361349
13051311131313161320 132313321341 13431346135413561401 140414061419
13351341134313461350 135314021411 14131416142414261431 14341444
14351441144314461450 145315021511 15131516152415261531 153415361549
15351541154315461550 155316021611 16131616162416261631 16341644
16201626162816311635 163816471656 16581701170917111716 171917211734
17301736173817411745 174817571812 18131816182418261831 183418361855
18351841184318461850 185319021917 19181921192819301936 193919411952
19101915191719201925 192819361944 19441947195419562002 200520072018
19401945194719501955 195820062014 20142017202420262032 203520372048
213021322137 213921412150

翌平成7(1995)年改正では、はやくも増便がなされ
月曜〜金曜のみですが毎時2本となる時間帯も出てきています。
また、香林坊発の最終便もこの年に設定されています。

しかし、この最終便は平成9(1997)年改正ではやくも消滅しています。
また、東金沢駅発着便がなくなりすべて柳橋発着となったのも平成9年改正です。

そして、わずか4年で89系統は大変革を迎えます。



■平成13(2001)年3月   89元町・有松線













































710716----722725 ----728737752 752755803----805 809----815834
(829)832843----847 851856----904
835841----847850 ----855 900905909 913921----925
915----919927930 934937 940945949 9531001----1005
955----95910071010 10141017 102010251029 10331041----1045
1035----103910471050 10541057 110011051109 11131121----1125
1115----111911271130 11341137 114011451149 11531201----1205
1155----115912071210 12141217 122012251229 12331241----1245
1235----123912471250 12541257 130013051309 13131321----1325
1315----131913271330 13341337 134013451349 13531401----1405
1355----135914071410 14141417 142014251429 14331441----1445
1435----143914471450 14541457 150015051509 15131521----1525
1515----151915271530 15341537 154015451549 15531601----1605
1555----155916071610 16141617 162016251629 16331641----1645
1635----163916471650 16541657 170017051709 17131721----1725
17201726----17321735 ----173817471802 180518081816----1818 1822----18281847
18201826----18321835 ----183818471902 190219051912----1914 1919----19251936
19501955----20012005 ----200820162024 202420272034----2036 2041----20472058

平成10(1998)年3月改正で、元町・有松線は大幅にリニューアルされました。
朝晩は従来どおりの系統のままですが、日中は柳橋〜香林坊間に短縮され、
かわりに40分間隔に増便され経路も鳴和中学校前・十間町経由に変更されました。

そしてこの新.89系統には小型路線バスの新車(リエッセ)3両が導入され、
同線の専用車となりました。
この小型バスには愛称が付けられ、北鉄従業員からの公募の結果
フランス語で「小さい」という意味の「Petit(プチ)」が選ばれ、うさぎのロゴ
(これも北鉄社員によるデザインだそうです)が車体に描かれるなど
気合の入れようが伺えます。

▲「プチ」のロゴ。かわいらしい車両は市民の注目を集めました。

なお、98年当時は2台と予備1台で運用されていた元町有松線ですが、
その後日産製プチも導入されると1台は西部営業所へ移籍し、
「城下まち周遊号」の予備車として活躍するようになりました。

そして平成13(2001)年3月、柳橋営業所からほくてつバスへ移管されました。
これに伴うダイヤ改正では、朝の金沢駅→富本町→伏見橋系統の折り返し便として
89系統の伏見橋発柳橋行きが設定されました。
ただし、これは元町経由ではなく山の上経由という異色の系統でした。



■平成18(2006)年4月   89元町・有松線













































710717----722725 ----728737752 752755803----805 809----815834
840847----853856 ----900 900905909 913921----925
915----919927930 934937 940945949 9531001----1005
955----95910071010 10141017 102010251029 10331041----1045
1035----103910471050 10541057 110011051109 11131121----1125
1145----114911571200 12041207 121012151219 12231231----1235
1245----124912571300 13041307 131013151319 13231331----1335
1355----135914071410 14141417 142014251429 14331441----1445
1435----143914471450 14541457 150015051509 15131521----1525
1515----151915271530 15341537 154015451549 15531601----1605
1555----155916071610 16141617 162016251629 16331641----1645
1635----163916471650 16541657 170017051709 17131721----1725
17201727----17331736 ----173917481802 180518081816----1818 1822----18281847
18201827----18331836 ----183918481902 190219051912----1914 1919----19251936

ある程度の需要掘り起こしに成功した元町有松線ですが、
採算性はそこまでよくなかったらしく、平成14(2002)年には
最終の一往復が削減されてしまいました。
なお現在の東金沢駅への乗り入れはこの年の10月から開始しており、
そのため所要時間がわずかに伸びています。

そして平成15(2003)年4月に担当が加賀白山バスとなると、
レア系統だった伏見橋→柳橋の便も消滅しました。

これ以降の89系統は、運用の効率化が進められていきます。
まず平成17(2005)年4月改正では、お昼の12:35発の一往復が
カットされました。
続く翌平成18(2006)年4月改正ではさらに効率化が行われ、
日中は毎時1本体制となっています。

そしてこの姿が柳橋発着の元町有松線の最後の姿となりました。



■平成20(2008)年4月   33−89元町・有松線
















































710716717721725 735739750 810812816827829 833834850
920926927931940 945947 9519521005
10201026102710311040 10451047 105110521105
11201126112711311140 11451147 115111521205
13201326132713311340 13451347 135113521305
14201426142714311440 14451447 145114521505
15201526152715311535 154515491600 16201622162616371639 164316441700
17301736173717411745 175517591810 18301832183618471849 185318541910

平成20(2008)年4月改正では、10年ぶりに元町有松線が大幅な
リニューアルを受けました。
朝晩の系統は北部は東金沢発着に短縮となったかわりに南部は工大前まで延伸され、
この工大前行きには「33」の路線番号が与えられました。

ただし、この改正では元町有松線はわずか1台の車両がひたすら行ったり来たり
する状態となったため本数がさらに減らされており、
もはや98年以来のコミュニティバス間隔の路線とは言えない本数になってしまいました。



■平成21(2009)年5月   33−89元町・有松線
















































710716717721725 735739750 810812816827829 833834850
920926927931935 9459491000 10201022102610371039 104310441100
11201126112711311135 114511491200 13301332133613471349 135313541410
14401446144714511455 150515091520 15401542154615571559 160316041620
16501656165717011705 171517191730 17501752175618071809 181318141830

テコ入れのつもり…なのかは分かりませんが、
わずか一年後の平成21(2009)年5月改正では日中の香林坊系統も
すべて工大前まで延伸されました。
しかし、相変わらず1台のバスでの運用のため、必然的にさらなる減便を
招き、もはやローカル線のダイヤになってしまっています。

この減便を知らないおばあさんが元町福祉保健センターバス停で
何時間もバスを待っている姿も見られるなど、もはや地域密着でもなんでもない、
しかも乗客の大半が工大前〜武蔵ヶ辻間の利用という全くの別路線となっているのが
現状です。せっかく獲得した元町や鳴和消防署の住民も全く見られなくなっています。


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【方向幕博物館】89元町有松線

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